蒼と水族館に行った。 手を繋ぎ、身を寄せ、一緒に歩いて。 こうやって蒼と出かけているのが夢かと思えるほど、幸せだった。 「わー。魚、いっぱいだねぇ」 蒼はあたしの耳元で囁きながら、巨大な水槽の中を行き交う魚を指差す。 「あー!あの二匹、ずっと一緒にいるよ? 唯ちゃんと俺かなぁ」 やめてよ、こんなところで。 胸がきゅんきゅんして、身体が熱くって。 蒼にぎゅっと抱きつきたくなってしまう。