だけど、ふと思う。 バイト先のカフェは休みの日こそ忙しくて、ゴールデンウィークはびっしりと入っていたのだ。 その中で貴重な二日間の休みだった。 そんな休みを、蒼と過ごせるのは嬉しい。 「今までは俺が忙しかったのに、今は唯ちゃんが忙しいんだね」 しみじみと蒼が言う。 今の蒼といえば、大学に行くか、ハルたちと遊んでいるか、家でごろごろしているかのどれかだ。 「俺もバイトしようかなぁ」 そんなことをこぼす蒼に、思わず言ってしまった。 「蒼、お金あるでしょ?」