「花見?行きたい行きたい! 行こうよ、唯ちゃん!」 蒼はやっぱり乗り気だ。 そして、目を輝かせた蒼に言われると、断れなくなってしまう。 女子たちは、そんな蒼には興味なさげだった。 少し前なら、碧碧ともてはやされていたのに。 そんな現実が寂しくて、胸が痛んだ。 だけど…… 蒼はこれを望んでいたんだ。 特別視されない、普通の生活に憧れていたんだ。