私は家を出た。



向かった先は心の場所。






ピンポーン…






心「こんな時間に誰だー?」




「私。」





心「綾奈⁉︎」





そう言って心は家から出てきてくれた。







「心っ!!

わたし……わたし、ゆう……りを……たすけ……られなかった‼︎


ごめん……なさい(泣)」







ギュッ‼︎






心「何があったか言えるか?」






コク……。





私は頷き心の家に入った。






「お邪魔します……。」




?「綾奈ちゃん、どうしたの?」




「おばさん。」




この人は心のお母さんの葛西 一葉(かずは)さん。


葛西コーポレーションの副社長でうちの財閥と仲がいい。







一「綾奈ちゃん、おいで。」






おばさんは私の顔を見て何かあったってなんとなくわかったらしい。




心「お袋‼︎
綾奈は俺と話すことあるから後にしろ。」






一「あら、私の方が綾奈ちゃんの力になれるはずよ。
だから、心は黙ってなさい。」





心「はぁ⁉︎
俺の方が綾奈の力になれるし‼︎」




一「心なんかには無理よ(笑)」





心「ふざけんな‼︎
な、綾奈‼︎
俺の方が力になれるよな?」






「……ぷっ、あははは(笑)」




心「ぇ?」




「私にとってこの家のみんな力になってくれてるよ!!!!

ありがとう、おばさん‼︎心‼︎


それと、そこに隠れてるおじさん‼︎」