トントン……



「お爺様、悠里です。」



爺「入れ。」




「失礼します。」




爺「悠里、久々だな。」




「そうですね。」




爺「早速で悪いが悠里には組長になるために特訓をさせてもらう。
その特訓が終了してもなお組長になる気があるならお前を正式に若頭になってもらおうと思う。
それまでは仮な(笑)

他にやりたい事があるならそれを優先させなさい。」






「ですが、私は組を継ぐためにここに来たんです。
そのために……縁を切られたんです。」






爺「悠里……。
ごめんな、お前をあいつらから離すのに必死でお前の意思を無視した。」





「離すためってどういう事ですか⁉︎」





爺「俺たちは知ってたんだ。
お前が家でうけてきた事をな。
それで香代(かよ)や組員と話してお前を引き取ることにしたんだ。」





香「そうよ‼︎」



「お婆様⁉︎」





扉から急にお婆様が入ってきた。