綾奈のことを思ってた時、薄っすら跳ねられた人の顔が見えた




「ぉぃ……嘘だろ」





運転手「どうかしましたか?」



「此処で降りる」




運転手「ぇ……?」




「跳ねられた人は綾奈だ。」




運転手「綾奈さんって……」




「あぁ……」



俺は運転手の言葉を無視して自殺現場に向かった







向かった場所にはあたり一面真っ赤に染まった場所に横たわってる綾奈の姿があった





「綾奈っ!!!!」






俺は周りの人を退け綾奈の元に向かった






「なんで……っ」






俺は悔しかった





綾奈を守ることができなかったことに








綾「っ……⁉︎」





虚ろな目で開かれた瞼


「綾奈!!!!」





だけど綾奈はすぐにまた目を閉じてしまった






くそっ!!




俺は気がついたら地面を殴っていた