「んー!!
今日から学校か。
私は負けない。」





心「悠里ー、起きてるか?」





「起きてるよ。」





そう言って私は荷物を持って部屋を出た。





心「ほら、荷物貸せ。
そのままじゃ歩きにくいだろ?」




「大丈夫、大丈夫!!」




心「いいから貸せ。
登校もこれから俺と車な。」




「ぇー、大丈夫だもん!!」




心「……心配なんだよ。」





「ぇ⁉︎」





心「当たり前だろ。
手足、不自由な妹を心配しない兄がどこにいるんだよ⁉︎」





ふふ……妹か





「……ありがとう、お兄ちゃん!!」






そう言って私はお兄ちゃんにカバンを渡して先にエレベーターに乗った。