「逃げたくない。
私やってないんだから堂々とするよ。


お兄ちゃん、私辞めない。
それで絶対みんなに私はやってないって証明させる。」





ぽん……





心「そうか。
悠里はそういうやつだったな。」





「うん!!
でも……たまに、たまにでいいから泣いてもいい?」





心「あぁ。
ここはお前の帰る場所なんだから好きなだけ泣け。
俺と綾奈で受け止めてやるよ。」






「うん(泣)」





心「明日から学校なんだ。
早く寝ろよ。」





そう言ってお兄ちゃんは自室に戻ってった。





『俺が凛螺を潰す。』





そんな言葉を呟いてたなんて私は知らなかった。