「やめたい…やめたいよ!!出来ることなら、今すぐ、あの人が好きだって気持ちを消して…私を好きだって言ってくれる人を好きになるのに…!!」
私は、胸に秘めていた気持ちを、思いのままに吐き出した。
頭がくらくらして、倒れそうになる。
気付くと、彼がタオルを差し出していた。
どうやら私は、泣いていたらしい。
ほっぺが濡れていた。
「ごめん、言いすぎた。…泣くなよ。」
その優しい言葉に、再び涙腺がゆるんだが、受け取ったタオルで、あわてて目頭を抑える。
「そんなに好きなんだ?」
私の顔を見ながら、彼が尋ねた。
「…ばかだよね。もう振られてるのに。もう一生、会うことだってないのに。」
彼は、カメラを触る手を止め、私に席に座るよう促した。
「ばかじゃないよ。だって、俺だってそうだもん。」
「…えっ……?」

