中学4年生。


「やめたい…やめたいよ!!出来ることなら、今すぐ、あの人が好きだって気持ちを消して…私を好きだって言ってくれる人を好きになるのに…!!」


私は、胸に秘めていた気持ちを、思いのままに吐き出した。

頭がくらくらして、倒れそうになる。




気付くと、彼がタオルを差し出していた。


どうやら私は、泣いていたらしい。
ほっぺが濡れていた。


「ごめん、言いすぎた。…泣くなよ。」


その優しい言葉に、再び涙腺がゆるんだが、受け取ったタオルで、あわてて目頭を抑える。


「そんなに好きなんだ?」


私の顔を見ながら、彼が尋ねた。


「…ばかだよね。もう振られてるのに。もう一生、会うことだってないのに。」


彼は、カメラを触る手を止め、私に席に座るよう促した。


「ばかじゃないよ。だって、俺だってそうだもん。」


「…えっ……?」