担任挨拶、自己紹介、係決め、委員会決め。
高校生活1日目は、慌ただしく過ぎてゆく。
自己紹介とはいっても、41人もいるクラスで、名前と顔を一気に覚えきれるわけがない。
ぱっと見、彼に似ている子はいなかった。
多分、ぼんやり聞いていたのも、あるとは思うけど。
「理涼ちゃん!部活、どうしますか?」
そして、気付くともう放課後だった。
奏音が、私の顔を覗き込んでいる。
「部活かぁ…。考えてなかったな。奏音は?」
「私は多分、帰宅部です。運動部等に入部しますと、帰ってレポートをまとめる時間が、取れなくなる可能性がありますので。」
その言葉に、彼女の境遇を、再び理解した。
「そっかー。」
「はい。でも、見学くらいなら、しておきたいんです!もしかしたら、恋する子を見つけられるかもしれないので!」
あぁー。
そゆことね。
「じゃ、どこ見るー?女子が多いのは、写真部とか、イラ部とかじゃない?」
「……理涼ちゃん!!」
高校生活1日目は、慌ただしく過ぎてゆく。
自己紹介とはいっても、41人もいるクラスで、名前と顔を一気に覚えきれるわけがない。
ぱっと見、彼に似ている子はいなかった。
多分、ぼんやり聞いていたのも、あるとは思うけど。
「理涼ちゃん!部活、どうしますか?」
そして、気付くともう放課後だった。
奏音が、私の顔を覗き込んでいる。
「部活かぁ…。考えてなかったな。奏音は?」
「私は多分、帰宅部です。運動部等に入部しますと、帰ってレポートをまとめる時間が、取れなくなる可能性がありますので。」
その言葉に、彼女の境遇を、再び理解した。
「そっかー。」
「はい。でも、見学くらいなら、しておきたいんです!もしかしたら、恋する子を見つけられるかもしれないので!」
あぁー。
そゆことね。
「じゃ、どこ見るー?女子が多いのは、写真部とか、イラ部とかじゃない?」
「……理涼ちゃん!!」