翌日は休日だった。
あたしは朝から机の前に座り、真新しいノートを広げていた。
書いているのは『幸せポイント』について。
何をした時にポイントが入り、何をした時に減点されてしまったか。
それがわかれば『幸せポイント』をためていく事は困難ではないはずなんだ。
自分にそう言い聞かせながら書き出していくと、あることがわかった。
「誰かを幸せにさせるために、他の誰かを犠牲にしてはいけない」
ノートを見てそう呟いた。
イジメに加担することでイジメっ子は喜ぶだろう。
だけどイジメられっ子は犠牲になっている。
それはいい行いとは言えない。
じゃぁカラオケに誘われた時はどうだろう?
記憶をたどっていくと、思い当たる部分があった。
あたしはあの日ポイントを稼ぐためにいつもよりもとっつきやすい存在になっていた。
それを見た美鈴たちは、それなら一緒にカラオケにも行ってくれるだろうと思って誘ってくれたのだ。
それをあたしは自分のために断った。
美鈴たちからすればいつも以上にガッカリしたに違いない。
「そっか、自分勝手な幸せを押し付けていると、相手を傷つけることになるかもしれないんだ」
あたしは朝から机の前に座り、真新しいノートを広げていた。
書いているのは『幸せポイント』について。
何をした時にポイントが入り、何をした時に減点されてしまったか。
それがわかれば『幸せポイント』をためていく事は困難ではないはずなんだ。
自分にそう言い聞かせながら書き出していくと、あることがわかった。
「誰かを幸せにさせるために、他の誰かを犠牲にしてはいけない」
ノートを見てそう呟いた。
イジメに加担することでイジメっ子は喜ぶだろう。
だけどイジメられっ子は犠牲になっている。
それはいい行いとは言えない。
じゃぁカラオケに誘われた時はどうだろう?
記憶をたどっていくと、思い当たる部分があった。
あたしはあの日ポイントを稼ぐためにいつもよりもとっつきやすい存在になっていた。
それを見た美鈴たちは、それなら一緒にカラオケにも行ってくれるだろうと思って誘ってくれたのだ。
それをあたしは自分のために断った。
美鈴たちからすればいつも以上にガッカリしたに違いない。
「そっか、自分勝手な幸せを押し付けていると、相手を傷つけることになるかもしれないんだ」