あたしが自殺をした日から2週間が経過していた。


貯まったポイントは85ポイント。


とてもいい調子だから、あと2日くらいで100ポイントがたまるかもしれない。


だけど、テンちゃんにお願いした事に関しては昨日もなにも言われなかった。


元々あたしがわがまま勝手にお願いした事だ。


無理だったのかもしれない。


優しいテンちゃんがそれを言い出せずにいる事は、安易に想像がついた。


「あぁ、いい天気」


制服姿で外へ出ると空気がいつもと違う気がして、息を吸い込んだ。


きっと、変わったのは自分の方だ。


自殺をする前とも違う、そして昨日とも違う自分が今ここにいるからだ。


「これもテンちゃんのおかげかなぁ」


昨日テンちゃんが心と体を治してくれたおかげで、本当に生まれ変わったような感覚があるのだ。