翌日は土曜日で学校が休みの日だった。
あたしが自殺をした日から11日が経過している。
部屋の中でぼーっと天井を見上げていると、ノック音が聞こえて来た。
今日はのんびりしていようと思った矢先のノックにあたしは飛び起きた。
「蘭、起きたの?」
お母さんの声に少しの気まずさを感じた。
昨日イジメを告白したばかりだ。
なにか言われるかもしれないと思うと、緊張が走る。
「起きてるよ」
部屋の中からそう返事をすると、ドアが開いた。
お母さんはすでに着替えていて化粧もちゃんとしている。
「今日は遊園地に行かない?」
「遊園地……?」
あたしはキョトンとしてお母さんを見た。
「そう。花畑遊園地」
その遊園地は家から車で30分くらいの場所にある、小さな遊園地だった。
乗り物よりも花壇のほうが多く、子供の頃によく連れて行ってもらっていた場所だった。
「なんで、遊園地?」
「気分転換よ。着替えたらすぐに出かけるから、下りてらっしゃい」
そう言われ、あたしは慌ててベッドから起きだしたのだった。
あたしが自殺をした日から11日が経過している。
部屋の中でぼーっと天井を見上げていると、ノック音が聞こえて来た。
今日はのんびりしていようと思った矢先のノックにあたしは飛び起きた。
「蘭、起きたの?」
お母さんの声に少しの気まずさを感じた。
昨日イジメを告白したばかりだ。
なにか言われるかもしれないと思うと、緊張が走る。
「起きてるよ」
部屋の中からそう返事をすると、ドアが開いた。
お母さんはすでに着替えていて化粧もちゃんとしている。
「今日は遊園地に行かない?」
「遊園地……?」
あたしはキョトンとしてお母さんを見た。
「そう。花畑遊園地」
その遊園地は家から車で30分くらいの場所にある、小さな遊園地だった。
乗り物よりも花壇のほうが多く、子供の頃によく連れて行ってもらっていた場所だった。
「なんで、遊園地?」
「気分転換よ。着替えたらすぐに出かけるから、下りてらっしゃい」
そう言われ、あたしは慌ててベッドから起きだしたのだった。