城に入ると緩やかな階段が二人を出迎え、すぐにその階段を使用人が駆けてきてマフユに近づき満面の笑みで話しかけた。
「マフユ様! 先ほどギルドの方々から連絡がありまして、カックラッチの討伐、大変ご苦労様にございました! それで、討伐報告以外になにか御用があれば、王女様にお伝えしてまいりますが……」
「えっと……討伐報告の前に彼をルーン・ヘスティア・サーティアンヌ様にお会いしたいのだけど……」
「謁見ですか……? ではその方は……」
「はい……勇者としてこの世界に……」
二人とも顔を伏せ、やがて使用人が口を開いた。
「すぐに……ルーン王女様に伝えてまいります……。マフユ様申し訳ないのですが、ルーン王女様の弟君様が遠征にでておりまして……今、ヘスティア城は大変な使用人不足でして……手の空いているものが私しかいないもので……」
「大丈夫よ。謁見の間で待っていればいいなら、場所は知っているし、私も案内できる。だからルーン王女に伝えてきて」
「申し訳ありません! 本来ならば私の仕事なのに……すぐに伝えてまいります!」
使用人はそういうと走ってまた階段を上って行った。
「マフユ様! 先ほどギルドの方々から連絡がありまして、カックラッチの討伐、大変ご苦労様にございました! それで、討伐報告以外になにか御用があれば、王女様にお伝えしてまいりますが……」
「えっと……討伐報告の前に彼をルーン・ヘスティア・サーティアンヌ様にお会いしたいのだけど……」
「謁見ですか……? ではその方は……」
「はい……勇者としてこの世界に……」
二人とも顔を伏せ、やがて使用人が口を開いた。
「すぐに……ルーン王女様に伝えてまいります……。マフユ様申し訳ないのですが、ルーン王女様の弟君様が遠征にでておりまして……今、ヘスティア城は大変な使用人不足でして……手の空いているものが私しかいないもので……」
「大丈夫よ。謁見の間で待っていればいいなら、場所は知っているし、私も案内できる。だからルーン王女に伝えてきて」
「申し訳ありません! 本来ならば私の仕事なのに……すぐに伝えてまいります!」
使用人はそういうと走ってまた階段を上って行った。

