「ともかく、私はやらないわよ。気になるなら自分で調べて頂戴」

「つれねえの。暇なんだし付き合えよ」

「暇なのはあなたが仕事をしないからよ。そんなこと言ってる暇があるならさっさと自分のやるべきことをやってくれないかしら」

「だから今やってるんだろ、やるべきこと」

「・・・何を?」

今のハロスはただ哨と話しているだけにしか見えない。そのほかに何かやっているのかと首を傾げた哨を見下ろし、ハロスはシニカルな笑みを浮かべる。

「哨いじり」

「・・・上等だわ」

座っていた椅子から立ち上がり、哨は自分のベッドに近づいてクッションの1つを手に取った。

「そんなに遊んでほしいなら、付き合ってあげる」