わたしの頬を包む掌の暖かさに戸惑いながら、窓の外に浮かぶ月に問い掛ける。 引き裂かれたのは、体? 傷ついたのは、心? あなたの腕の中で波に揺られながら、体中から涙が溢れ出す。 このまま、どこに行けると言うの? 繋がっているのは、心? 傷つけたのは、わたし? 傷ついたのは、あなた? この熱い痛みを貧るように、味わうように、わたしはそっと濡れた瞳を閉じた。 ・