それでもいいって、いったじゃん。


大きな風が、吹いたような気がする。



時間が、止まったような気がする。



腰掛けたまま首ごと見上げる彼の頬にそっと手を当てたら、



私はそのまま、ごく普通に。
それが当たり前であるかのように。




彼に、キスをした。