頭に流れるメロディを小さく口ずさみ、ゆっくり歩く。


気がつけばもうそこは彼の家で、
渡されていた鍵を取り出し、ガチャリと回す。


起こさないようにとゆっくり階段を登り、彼の部屋の扉を静かに開ける。