朝日が眩しくて目を覚ますと、腕枕をしてくれていたはずのシンが私の腕の中にいた。 この部屋にはカーテンというものがない。 こんな明るい中でよく寝ていられるなと思いながらシンを見ていた。 大きな体を小さく丸め、何かから身を守るように私の腕の中で寝息を立てる。 朝になっても私の催眠術はとける事はなく、そんなシンを愛おしいと思ってしまう。 “愛おしい”…… そんな感情が私の中にも存在したんだな。 愛情、愛する、愛される、愛執、愛憎…… “愛”とつくものは私には無関係なものだと思っていたのに。