『じゃあフィーネちゃん。私からの本当に最後の言葉でも言っていい?』
「…うん。聞くよ。」
昔の彼女なら、泣き叫んで嫌だの一点張りだろう。いや、今でも言うかもしれない。けど、聞く事以上に聞けない後悔を知っているからこそ、素直に聞くと言えるのだろう。ユキナは一呼吸置いて、まっすぐ言葉を渡した。
『よし。じゃあ、遺言っていうのも変だけど、コホン。
…私が死んだあとの貴女がもっと辛い目にあったことは知ってる。ウェルティフルに行ったことも、素敵な出会いがあったことも知ってる。生者として存在が消えた日から、今日この日まで隣で見てきたから。
だからこそ、迷った時こそ忘れないで欲しいの。誰かが隣にいてくれることを、私はずっと、貴女の側にいたことを。この先も、貴女を、愛し続けてることを。大好きよ、フィーネちゃん。』
「私も大好きだよ!ずっとずっとこの先も、ユキナさんを忘れたりしないから!!!!」
ボロボロと涙をこぼして、語彙力がなくなりながら放つ言葉に、どれだけの意味を込めただろう。ユキナが亡くなってからためてた思いを、伝えられたのだろうか。
『─…とう、フィーネちゃん。』
「ありがとう、ございました。ユキナさん。」
「『…さよなら(じゃあね)」』
今度こそ、ユキナの魂という名の薄い水色の光が部屋に散っていく。ただ前と違うのは、その光がフィーネを包み込むように囲い、吸収されたように見えたことだ。
部屋を出ると、廊下で優しく微笑んだファレリアを見て、
「助けられてばかりです、私。」
椅子の上で腰を折って泣いてしまった。
「大切な者との別れが、涙なしでいられる事の方が珍しいのですよ。」
背中をさするファレリアもまた、頰に涙が伝っていた。
「…うん。聞くよ。」
昔の彼女なら、泣き叫んで嫌だの一点張りだろう。いや、今でも言うかもしれない。けど、聞く事以上に聞けない後悔を知っているからこそ、素直に聞くと言えるのだろう。ユキナは一呼吸置いて、まっすぐ言葉を渡した。
『よし。じゃあ、遺言っていうのも変だけど、コホン。
…私が死んだあとの貴女がもっと辛い目にあったことは知ってる。ウェルティフルに行ったことも、素敵な出会いがあったことも知ってる。生者として存在が消えた日から、今日この日まで隣で見てきたから。
だからこそ、迷った時こそ忘れないで欲しいの。誰かが隣にいてくれることを、私はずっと、貴女の側にいたことを。この先も、貴女を、愛し続けてることを。大好きよ、フィーネちゃん。』
「私も大好きだよ!ずっとずっとこの先も、ユキナさんを忘れたりしないから!!!!」
ボロボロと涙をこぼして、語彙力がなくなりながら放つ言葉に、どれだけの意味を込めただろう。ユキナが亡くなってからためてた思いを、伝えられたのだろうか。
『─…とう、フィーネちゃん。』
「ありがとう、ございました。ユキナさん。」
「『…さよなら(じゃあね)」』
今度こそ、ユキナの魂という名の薄い水色の光が部屋に散っていく。ただ前と違うのは、その光がフィーネを包み込むように囲い、吸収されたように見えたことだ。
部屋を出ると、廊下で優しく微笑んだファレリアを見て、
「助けられてばかりです、私。」
椅子の上で腰を折って泣いてしまった。
「大切な者との別れが、涙なしでいられる事の方が珍しいのですよ。」
背中をさするファレリアもまた、頰に涙が伝っていた。

