それでも歯車は回っていく3 〜王国滅亡編・下〜

「まだまだ感傷に浸りたいだろうけど、聞きたいの。タクトの倒し方と、フィーの足の治し方。」



『…この術具の稼働時間は短いです。再び魔力を補充しても再起動できないので、一度しか言いませんよ。まず、よう精党首タクトを消滅させる方法。

一つは、精霊量をゼロにする。私はこれで消滅したけど、彼の場合それは不可能だと思う。精霊トップにいるだけあって、精霊量は途方も無い。けれど、もう一つは簡単よ。タクトの核が宿っているっている木を壊せばいい。』



「木って、普通の木?」



聞き間違いじゃないよね?という顔で聞いたフィーネ。



『精霊っていうのは、元が人間っていうのは知っているわね。少しだけ補足すると、水精なら水、火精なら火。悪魔なら影で、よう精は木に魂を植え付けてあるの。』



「つまり、魂を植え付けた木を腐らせるか粉々にすればいいということね?」



『リア様大正解。』



「でも、その木の場所がわからない。」



『と、思うでしょう?それはもう分かっているの。全てのよう精を繋ぐ、枯れない森。繋ぐ森(リンクフォレスト)』



そこはまだ、ファレリアが悪魔側に付いていた頃に悪魔たちが腐敗させた森だった。