それでも歯車は回っていく3 〜王国滅亡編・下〜

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二人はユキナの部屋の中で、数個の封筒を手にした後、一度しか聞けませんと張り紙がある一つのキューブ型術具を発見していた。



「押しますよ。」



何が起きるか不安に思いつつボタンを押すと、数秒で、白い肌に白い髪の女性が立体映像で浮かび上がった。



『久しぶり。大きくなったね、フィーネちゃん。』



「ユキナ、さん…?」



フィーネが口元を押さえて喜んでいる微笑んだ立体映像に、ファレリアは違和感を感じていた。



「何でしょう、ただの映像に見えないといいうか、意思があるような感じが…。」



『やっぱり、リア様は気付くのね。これは、悪魔の術式を用いて細工してあるの。だから自我がある。』



「「!!」」



「ほんとに、本物…。」



微笑んだユキナに、フィーネは口元を押さえて目をうるっとさせた。



『そうだ。悪魔だって黙っててごめんなさい、フィーネちゃん。』



「ううん、そんなの、全然気にしてない。」



ウルっとどころか、フィーネは既に泣き始めていた。