お姉様に車椅子を押されて、短いアプローチを通る。そして、家のベルを鳴らしたオウナさん。中から聞こえる足音に、グッと手を握った時だった。
「青い髪だ、呪われた目だの言われてたけどさ、それは昔の自分だって笑い飛ばせるようになると──強いよ。」
頭に触れた、オウナさんの手。優しい顔。そういえば昔から何か思っていたけど、どこか似てるんだ、ユキナさんに。
「これはこれはよく来たね、オウナちゃん。後ろはお連れさん?」
出てきたのは膨よかな院長。けど、私の記憶の院長とは打って変わって優しい顔をしていた。
「フィーネって言って思い出しませんか?」
「…まさかっ!フィーネ・アルマイラ?」
静かに切り出すオウナさんに、言葉では表現できない顔…強いて言えば、どうしてここにとか、ハッとするというか。何というか、なんとも言えない表情(かお)をしていた。
「じゃ、じゃあこの方が…。」
「改めて、アスレイと名乗っていました。現ヴィーナス王妃のファレリア・レイ・ライナ・クラフィネイトです。」
「ど、どうぞ。お上り、ください。」
静かな怒りを込めたかのような言葉に、貴族らしい立ち振る舞いをするお姉様に、院長の声は震えていた。
上がってすぐ出迎えてくれたのは、見た感じ5歳以下の子供達だった。
「オウナちゃん!!」
「えっ!いつ来たの!!」
「あれ!新しいお姉ちゃんたち!!」
「ああ、水色髪の彼女もここで育ったのよ。フィーネちゃんっていうの。もう一人は、アスレイさんだよ。」
オウナさんに偽名で紹介された私たちは、子供に囲まれていた。孤児院が苦手とはいえ、子供が苦手なわけじゃない。どちらかといえば好きだから嬉しかったりする。
「お姉ちゃんたち、ちょっとお話ししに来たから、また今度ね。」
くっついてくる子供達を優しく宥めて院の人に引き継ぐと、私達はその先に進んだ。
「青い髪だ、呪われた目だの言われてたけどさ、それは昔の自分だって笑い飛ばせるようになると──強いよ。」
頭に触れた、オウナさんの手。優しい顔。そういえば昔から何か思っていたけど、どこか似てるんだ、ユキナさんに。
「これはこれはよく来たね、オウナちゃん。後ろはお連れさん?」
出てきたのは膨よかな院長。けど、私の記憶の院長とは打って変わって優しい顔をしていた。
「フィーネって言って思い出しませんか?」
「…まさかっ!フィーネ・アルマイラ?」
静かに切り出すオウナさんに、言葉では表現できない顔…強いて言えば、どうしてここにとか、ハッとするというか。何というか、なんとも言えない表情(かお)をしていた。
「じゃ、じゃあこの方が…。」
「改めて、アスレイと名乗っていました。現ヴィーナス王妃のファレリア・レイ・ライナ・クラフィネイトです。」
「ど、どうぞ。お上り、ください。」
静かな怒りを込めたかのような言葉に、貴族らしい立ち振る舞いをするお姉様に、院長の声は震えていた。
上がってすぐ出迎えてくれたのは、見た感じ5歳以下の子供達だった。
「オウナちゃん!!」
「えっ!いつ来たの!!」
「あれ!新しいお姉ちゃんたち!!」
「ああ、水色髪の彼女もここで育ったのよ。フィーネちゃんっていうの。もう一人は、アスレイさんだよ。」
オウナさんに偽名で紹介された私たちは、子供に囲まれていた。孤児院が苦手とはいえ、子供が苦手なわけじゃない。どちらかといえば好きだから嬉しかったりする。
「お姉ちゃんたち、ちょっとお話ししに来たから、また今度ね。」
くっついてくる子供達を優しく宥めて院の人に引き継ぐと、私達はその先に進んだ。

