私は

もう誰もいない更衣室で

ダラダラと

着替えを済ませ、

アシドリも重く

会社をでた。

駅で反対側のホームに

有森君が立っていた。

 私は有森から見ないように

柱の側に立った。


最悪の気分


明日が土曜日

だったらどんなに

よかったろうか。

有森には、かなり助けて

貰っていたのに

酷い事言った。

彼の言葉には、

傷つけられたが

もう少し、冷静になってれば

もっとマシな言い方も

出来たのかもしれない。

それに 有森の素直な

意見なんだから

私がこんな事で

怒るのは

絶対におかしい。


身体が重い…

考えるのも嫌になる。

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翌日 私は熱が出たので

会社を休む事にした。

最近ずっと 居残りして

無理していたせいもあるし、

昨日の事もある。

会社に電話を入れ、

私は買い置きの風邪薬を飲んで横になった。

身体が重い…重い