お風呂から上がって、ドライヤーで髪を乾

かしていると、どうしようもない睡魔に襲

われてくる

今日あったことが、衝撃的すぎて、非現実

的すぎて、体と精神が泥のように疲れてい

るのだろう

明日の授業の予習もしなくてはいけないけ

れど、泥のような脳みそでは、多分何も頭

に入ってこない

でも…

ひとまず、ミハルちゃんには…

そう思って、スマホを取りだし、『LINE』

のメッセージを送る

『ミハルちゃん、今日はお疲れさま!

明日からも、よろしくね』

…送信してから、彼女からすぐ返信がくる

『りおちゃん、一人で抱え込んで悩まんで

ええんやで!一緒に悩もう!

明日からは「サムライを徹底的に教育する

ぞ作戦」や!』