友梨がホストクラブへ行った日から1週間後のの大学。


昼前の講義の前でざわつく室内で、机に向かった友梨と萌々果が話していた。


そこで萌々果が楽しそうに、ホストクラブの話題を振ってくる。


「この前のホストクラブ楽しかったね?」


「うんっ!!」


友梨と萌々果が会うのは、あのホストクラブへ行って以来。


バイトに励む友梨と彼氏と会う為に時間を割いている萌々果は、なかなか講義が同じにならず、会える機会が少ないのだ。



「友梨とイチャイチャしてたNo.2の人って、ヤバイくらいカッコよかったよね~?」


「イチャイチャしてないよーっ!!」


反論してても照れているだけで、ちょっと嬉しい友梨。


「優輝さんと今でもトークアプリでよく話してるよ~?」


それを聞くと、萌々果の顔色が曇った。