この頃、双子たちにも多分好きな人は本当はいなかったと思う。 わたしもいなかった。 それが3人のバランスをうまく保っていたんだろう。 朔斗がつこうとした“どっちかと付き合ってることにする” っていう嘘。 この嘘がいつか真実になる日が来ることも この時のわたしは想像もしていなかった。