刻に忘れられた旅人


 僕を掴む彼女を見た。

歳は十七、八くらいで、長い黒髪に透き通るような白い肌。顔の輪郭はしっかりとしていてモテるだろうなというのが感想だった。

 そして不思議な雰囲気を持っている。

「君みたいな子は僕と遊ぶより、友達がいるだろ?その子達と遊びなよ」

「いません」