それから半年が過ぎて12月に差し掛かり、
街中はクリスマスのムードに染まっていた。

私『クリスマスかぁ〜…。』

ま『よかったわ私❤︎彼氏ゲットできたし❤︎』

そう、麻実は2ヶ月前くらいから3組の富澤通(とみざわとおる)の事を好きになり、先週告白したところOKをもらいリア充を満喫している。

私『いいなぁ〜彼氏欲しいなぁ〜。てかその前に好きな人欲しい!!』

そう言うと麻実はため息をついて言った。

ま『あんたねぇ、まだ気付かないの?』

私『何が?』

ん?何が気付かないんだ?そう思っていると

ま『まっせいぜいクリぼっち楽しんでね❤︎…その前に気付いたら別の話だけど』

麻実は最近私に訳の分からない事をよく言ってくる。

私『そう言えば、私デザイナーの専門学校行きたいところ見つけたの』

そう、私はやっぱりファッションデザイナーになる為の道を選ぶことにしたんだ。

その時不意に中庭を見ると、光が2年生の女の子と2人で何か話していた。

ーヅキッ

まただ。少し前から同じような違和感がある。
光が他の女子といるのを見ると何故が心に違和感を感じる。

私『なんなの…』

私が呟くと、麻実も中庭に視線を移しまた私を見てニヤリと笑った。