なかなか止まらない涙に、子供みたいに嗚咽を漏らして泣いていると…。


「あれ〜お嬢ちゃん。
こんな所でどうしたの〜1人?」

「あっれ?泣いてるじゃん。
なになに〜彼氏とケンカでもしたの〜?」

三人組の男の人が、私のすぐ側に来ていた。
将ちゃん達と同じか、少し上くらいのお兄さん達だけど…。お酒臭くて、酔っているのが分かる。


「……っ。」

こういう場面が危ない事はさすがの私でも分かって、無視して逃げようとしたけど、すぐに一人の男の人に腕を掴まれて止められる。


「逃げなくてもいいじゃん。
なっ?慰めてやるから、一緒に遊ぼ?」

「そうそう。
彼氏より優しく、いい事してあげるからさ〜。」

「っ…やッ…。」

腕を押さえ付けられて、顔を近付けられて…。嫌なのに、身体が震えて力が入らない。


嫌だっ…、怖い…ッ!
助けて…っ、助けて……将ちゃんッ!!