「……これが欲しいのか?」

「!…あ。か、可愛い…なぁって///。
でも、私には…似合わない、かも…///。」

謙遜する里奈の隣で、俺はワンピースを見つめながらこれを着た彼女を想像した。

……。

うん!間違いない、絶対に似合う///!

心の中でそう確信して、俺はマネキンが着ているワンピースがある場所へ行くと、自分が里奈に似合いそうな色合いを選んで差し出す。


「里奈にはピンクか黄色だな。
試しに着てみろよ、絶対に似合うから!」

「///っ……そ、そう…かな?
じゃ、じゃあ…試着、してみるね///。」

淡いピンクの小花柄も可愛いが、笑顔が可愛い彼女には黄色のヒマワリ柄も似合うと思った。

里奈は俺がすすめた二着を腕に抱えて持つと、照れた様に試着室に入って行った。