「あ〜…里奈。
お前、その服装で出掛けるつもりか?」

私から視線を少し逸らして将ちゃんが言う。


「え?…あ、うん。ど、どうかな〜///?
一応、自分なりに頑張ってみたんだけど…///。」

恥ずかしくて、自分の少し長い横髪をいじりながら彼の反応を伺うようにチラチラと見つめた。
謙虚にしながらも、「可愛い。」って言葉に期待を膨らませる私。

けれど…。


「……ちょっと露出多くねぇか。上着、羽織れよ。」

将ちゃんの口から出たのは、そんなぶっきら棒な言葉。


「…え?……で、でも暑いし…。
これくらい、普通…だよ?」

確かにチュニックの首元が空いてるけど、ちゃんと下には見えてもいいキャミソールを着てるし。
普段遊ぶ友達だって、こんな感じなのに…。