『わかりました!(>人<;)ゞ
よろしくお願いします!!』

動揺した震える手で送った私の初LINE。
明らかに嬉しさよりも戸惑いが溢れた文面と顔文字に、送信ボタンを押した直後に後悔した。

将ちゃんが文面を読んだ事が分かる既読文字が付くが、それから5分経っても10分以上経っても返事がこない。


もしかして…。
私が嬉しくなさそうな返事送っちゃったからかな?
いや…。でもお風呂に入ったり、他の人とLINEしてるのかも知れないし…。

色々考えてソワソワしてしまう。
こんなにも誰かから返事が返ってくる時間を、もどかしく感じた事はなかった。

でも…。
もう一度自分からメッセージを送るのも、電話を掛けるのも迷惑に思われる気がして…。


少ししゅんとしながら服を選ぼうとベッドから降りると、クローゼットの扉を開けた瞬間に背後から音楽が流れる。
それは、電話がかかってきた時の着信音だった。