エイプリルフールについた嘘


「本気になった?嘘だょー!本当は午後にネタバレしたかったけどあまりにも驚いてるからさ…」

口が早くなる。

「もう勉強終わったし帰ろ!」


今、もう大雅の顔を見てらんない。

今までのように接することが出来ない。

「大雅!今までありがとう!楽しかった!大雅のお陰で第一志望受かったと思ってる。ありがとう。」

そういった。

最高の笑顔で。

これで大雅会うのは最後ならせめて一番素敵な顔でいたい

いつも大雅が言ってくれてた。

お前の笑った顔好きたわ… ってね…。

今になって大雅との思い出が蘇る。

荷物を持って走って公民館ようとした。

「おい、まて、俺は…」


大雅が何か言おうしていた。

だけどもう涙をこらることが出来なかった。

公民館をでた。