猟犬に愛された姫~ドリームライブ~

「そんなに頬張るとむせるよ?」



『大丈夫~ゲホゲホ!』



ことりちゃんが言ってくれたそばから
むせるあたしを見てみんな爆笑。



「まったく…ほらお茶。」



『ありがとう~。』



あたしは大将がくれたお茶を飲むと
やたらみんなの視線を感じた。



「大将って最近表情も雰囲気も柔らかくなったよね。
なんか親しみやすくなったし。」




まりそう言うとみんなうなづいた。
たしかに最近大将はあたしに対しても
優しくなったし。
竜士とも仲良くしてる。




「そういえば稚菜?ライブの見せ場はできたの?」




真未のその言葉にメンバー以外
あたしに目を向けた。