手紙と共にあった、ちいさな白い箱。


パカリ、とそれを開ける。



「...ははっ、なに...っペアの指輪なんて、恥ずかしいから嫌だって言ってたのに...っ」


そこには、シンプルで華奢なデザインの指輪が丁寧に、置かれていた。

指輪の裏側には、こう書かれていた。

I swear you that I would love you forever.
__私はあなたに永遠の愛を誓う。


(永遠の愛を誓う、なんて、キザだね。)




その指輪をとり、左手の薬指にはめる。




そして、満月に向かい、手を伸ばして呟く。

私も、
「貴方のことを…っ、永遠に愛すこと、を、誓います…っ。」