そんな話をしながら学校に着いて、下駄箱を開ける。
その瞬間目に飛び込んでくるのは、上履きが隠れて見えなくなるほどのチョコの山。
うーん。
早速紙袋の登場か。
尚にぃの言うこと聞いといてよかった。
チョコを詰め終わってやっとの事で上履きを履くと、同じように紙袋にチョコを詰め終えた尚にぃと一緒に教室に向かった。
毎年そうなんだけどさ、こんなに食べられないんだよなぁ。
なんてため息をつき、途中で尚にぃと別れて教室に入る。
入った瞬間俺目掛けて集まってくる女子。
「待ってたよ!慎くんっ」
「これ貰ってー!!」
「ずるいっ、真由も渡したいっ」
あー、もう!
せめて席に座らせてよっ!
女子の集団を掻き分けて、なんとか席に着く。
「おはよう、朝から大変だね」
席について声をかけてくれたのは、隣の席の女の子。
俺の…気になっている子。



