そのあとも、休憩時間やお昼休みに女子がやってきて、チョコを無理矢理押し付けてくる。
チョコを受け取るのも嫌だけど、1番嫌なのは女子があちこち無駄に触ってくる事。
そんな女子達から全力で逃げ回り、最終的に行き着いたのは屋上。
「はぁ、はぁ……雷、生きてる?」
「い、生きてるー…」
屋上の扉に鍵をかけて、上がった息を整える。
なぜ鍵を持っているかは……あはっ、ご想像にお任せしようかな。
それより…やっとゆっくり昼飯を食べられる。
「煌…俺もうヤダ。バレンタイン嫌い…」
「俺も嫌い。無駄に疲れるだけだし」
せっかくの弁当も、走り疲れて食べる気がしない。
翔にぃの弁当、美味しいのになぁ…。
それは雷も同じようで、箸は動かしているけれど、口に運ぶ量は少ない。



