俺、兄貴になりました④




あれ、そういえばクニちゃんて…。



「あ、ごめんクニちゃん」


「先週彼女に振られちゃったんだっけ」


「今すぐその口を閉じようか、お前達」


「「いひゃいよ、ふひひゃん。ほっへはふへんはいへ」」




クニちゃんはバレーボール部の顧問してて、彼女より部活に費やす時間が長かった。


まぁ、それは仕方ない。仕事なんだから。


そしたら、『彼女と生徒、どっちが大事なの!?』なんてお決まりのセリフを吐かれて、7年付き合った彼女に振られちゃったらしい。


かわいそうだよね。



クニちゃんにつねられた頰をさすりながら、机の上に乗っかったチョコの山を片付ける。



置き場所どうしようかな。

ひとまずロッカーの上でいいか。