久しぶり、幸くん



「大丈夫?」

「う、うん。大丈夫。
ありがとう。

久しぶり、幸くん。」

助けてくれた人に心配そうに声をかけられた私は、返事とお礼を言った。

顔見知りの男の人、幸くんを見ながら。

だけど、大丈夫と言ったものの、足は地面に縫いつけられたように動かない。

「本当に大丈夫?」

「う、うん!大じょ、キャッ‼︎」

明るめの返事と一緒に動かそうとした足が、思ったように動いてくれず、バランスを崩して前に倒れた。

結果的に手と膝をついた状態になった。

「おいおい、どこが大丈夫だって?」

「ご、ごめん、、、。」