「俺らが怖いの?」

笑い終えた1人が、私の首に左腕を回しながら言ってきた。

「べ、別に、そういう訳じゃ、、、」

「可愛いじゃん、そういうの。」

「言い訳とかいらねぇから(笑笑)」

「てか、よく見たら普通に可愛い顔してんじ
ゃん!
俺らと遊ばね〜?」

「とりあえず、どっか行こうぜ〜」

私の抵抗なんて物ともせず、それに被せるように口々に言いたいことを言っている男ども。

(マンガかよ、、、。
お決まりなセリフが多いよ、、、。
はぁ〜〜〜。



頭の中はすっごく冷静だな〜。

ため息まで出てるよ。

これが実際に言えたらスッキリしそうなものの。)

「ちょ、ちょっと、、、‼︎
待ってください‼︎
私はあなた達と一緒に何処かに行くなんて
言ってません!」

「まぁまぁ、そう言わねぇで。」

私の肩に腕を回した男とは違う男が、私の左手首を掴んで引っ張った。

その力の強さから、さすがに頭の中でも恐怖を感じた。

「いやッ、離して‼︎」