久しぶり、幸くん


2年前に彼と来た場所

あの日と違うのは、幸くんの買い物について来た訳じゃないということ。

だから、今日は何をしたり、何を買ったりするのか全く決まっていない。

「ねぇ、今日はどうするの?」

と、彼に尋ねた。

「適当にブラブラして、見たいものとか寄り
たいとことか、買いたいものがあればそこ
に行って。
まぁ、のんびりするってこと。」

(なるほどね〜、、、。)

「じゃ、また2年前の再現、する?」

「別にいいけど、あん時買った物は今日は要
らねぇんだけど。」

「それは買わなくていいじゃん!
お店を見に行くだけでも!
でも、同じくらいの時間にクレープは食べ
たいな!」

「はいはい。」

「え、もしかして、嫌、なの?」

思っていたものよりも適当な返事をされ、彼が本当は嫌だと思ってるんじゃないかと心配になった私は、足を止めて弱々しい声で聞いた。

そんな私に合わせるように彼も足を止めた。

「嫌な訳ねぇじゃん。
今日のこと、結構楽しみにしてたんだから
さ。」

私の頭に手を乗せ、そう言った彼。

嘘をついているような顔には見えなかった。

「それなら、いいんだけど、、、。
私に合わせる必要ないよ。
無理してるなら、ちゃんと言ってね。」

「別に、無理してるわけじゃねぇから///」

(え、なんでそこで赤くなるの?///)

「、、、何赤くなってんの?」

「それは、こっちのセリフだよ‼︎
幸くんこそ、なんで顔赤くなってるの?」

「、、、なってねぇよ///」

「なってるじゃん‼︎」

「なってねぇ‼︎」

こんなどうでもいいようなやり取りをしながら、私達はいろんなお店を回った。

そんな時間が、私にとってはとても大切で幸せなものに思えた。