私、園田 美来留(ソノダ ミクル)。
高校1年生。
ある夏の日
気温は36度ととても暑い日に、学校から駅前にあるコンビニへと向かって歩いていた。
そしたら、コンビニの影で見えなくて、目の前の角を曲って来る人と真正面からぶつかった。
「キャッ⁉︎」
「うおっ⁉︎」
相手は買ったばかりのコップ式の飲み物を持っていたようで、ぶつかった拍子に中身が派手にかかったようだ。
「冷てぇー。
おい、何してくれんだよッ‼︎
買ったばかりだってのに‼︎」
「ご、ごめんなさい。」
見えなかったとはいえ、私に非があると思い、慌てて謝罪した。
それに、、、
「何やってんだよ、お前〜」
「ちょ〜ウケんだけど」
私がぶつかった人もその周りの人5人くらいも、かなり怖い。
頭は金髪だったり茶髪だったり、中には赤や緑の髪が混じってる髪の人もいる。
そんな髪の間からはピアスも見える。
制服もだらしなく着ているし、靴も踵を踏んでいたり、中にはクロックスを履いている人もいる。
(この格好にこの人数、、、。
流石に怖い、、、。)
「なぁ〜、どうしてくれんの?」
「す、すみません。」
私は再度謝罪した。
「飲み物は弁償しますから。」
そう言った声と体は自分で分かるくらい震えてしまっていた。
「震えてんの?
マジで⁉︎笑えるー‼︎」
1人の男がそう言ったのをきっかけに、他の人が大笑いをした。

