とんとん ノックをして入ってきたのは美雪お姉ちゃんだった。 『泣いてるの?』 お姉ちゃんはわたしの背中をさすった。お姉ちゃんの手は温かく、少し落ち着いた。 『どうしたの?』 わたしは涙をふき、お姉ちゃんに全部話した。 潤と付き合っていたけど、他にも彼女がいて平気なふりをしていたけど、本当は辛かったこと 潤とその彼女の間に子供ができたこと 潤に『1番好きなのは真子だけだ。』といわれたこと 全部話した。