もう好きじゃない

でもバカな俺は葉月と何を話したらいいのか
どう接したらいいのか分からず

葉月を放っておいて
幼なじみの利奈に頼る道を選んでしまった

半年記念日の日に
プレゼントとかした方がいいのか
なんて考えてた俺に利奈が

「私がプレゼントとかアドバイスしてあげる」
と言った

デートまでまだ時間があるし
今からプレゼントを買いに行くか

そして出かけたものの
なかなかいいものに巡り会えず
気づいたらデートの集合時間を過ぎてしまっていた

葉月怒ってるよな
電話をかけて出てくれなかったらどうしようか

そんなことを思いつつ家に帰り眠りについた
次の日葉月から昨日の事を聞かれた

つい嘘をついてしまった
でも葉月も許してくれたようでよかった

でもそれからはあまり話さなくなったと思う


帰りに毎日葉月はきた
でも俺と一緒に帰っても
つまらないんじゃないかなんて思ってしまっていた俺は断ってしまう

その度に葉月は一瞬顔を曇らせすぐ笑う
ごめんな嫌いなわけじゃないんだ