moon~満ちる日舞う少女~【上】




真輝「…厄介なことになったよ」



パソコンをいじってた真輝が突然放った。それを聞いてみんなに緊張が走る。



真輝「青龍は先代達も出てくるらしい…」



美「は?!!」

譲「嘘だろ?!」



奈「達?ってことは何人も?!」


奈津も気づいたようだ。



真輝「あぁ。初代、2代目、3代目はこないが、4代目、5代目、7代目、10代目、15代目は出るらしい。しかもみんな知ってるとおり……」



最悪だ…。



奈「7代目…ほんの少しだけど…青龍をトップに立たせた総長」



美「二島空…」



7代目…私はまだ小学校1年くらいの時だから会ったことすらない。けど、その名は有名だ。誠意堂々で活気溢れる男だったと、聞いていた。



美「どうして二島空が…」



真輝「それがわからないんだよなぁ…」



私は真輝にパソコンを貸してもらいハッキングしてみる。



ーカチッー



美「…まじで?」



譲「え?!なんて書いてあるんだ?!」



みんなにパソコンを向けるとみんなは一瞬目を見開いた。