陸「月龍の倉庫裏にいたのは本当に倒れてたからなんだろうかね」



修「それってまさか月龍に近づくために。とか言うんじゃねぇんだろうな?」



陸「可能性が無いわけじゃないだろ?」


確かに無いわけじゃない。けど美月がそんなやつだとは思えない。


陸「聞くところによると、あいつは南とも仲がいいんだろ?」


さすが陸。情報早ぇな。


勝「そうだよっ!幼馴染みが夜舞にいるんだって!」


陸「そいつに頼まれたとか」


そんなことねぇ!って言いたいのに否定すらできない。


香「ちげぇよ」



だけど、香月はあっさりと否定した。



陸「は?わかんねぇだろ」


香「ちげぇつってんだろ!いくら陸でも、美月のことを悪く言うなら許さねぇぞ!!」


ここまで香月言うなんて。みんながそう思っただろう。だって今まで香月は女に興味すらなかった。


順「落ち着くっすよ!香月」


勝「あ、順太郎っ!大丈夫なの?!」


順「大丈夫っす!こっそり来たんで」


順太郎は今、総さんの授業。怒られると怖い。