【翌日】



美「いってきまーす!」



今日も香月と一緒に学校に行くけど、香月は元気がないまま。



香「…姉ちゃん…」



美「ん?」



香「姉ちゃんはさ、月龍の姫になりたくないの?」



美「……私は修也達のこと、いい人たちって思う。けどね、私にとっての仲間は夜舞なの。夜舞だけなの。…私が月龍と仲間になる気はない」



香「姉ちゃん…何か……。…なんでもねぇ。」



香月は「何かあった?」って聞こうとしたんだよね。ごめんね。闇を抱えたお姉ちゃんで。…もう昔とは違う。

だけど香月は…香月だけは絶対に守ってみせるから。もう、あんな思いさせないから。




美「よし!じゃあ早く学校にいこ」




絶対に。