「…その子、俺らが今ナンパしてたとこなんだけどよ」



修「あ?こいつに手ぇだすな」



少女漫画に出てきそうな言葉に私も思わず笑いそうになったけど必死にこらえた。



「…へぇ、そういうこと」



は?



「ま、今日のとこは見逃してやるよ」



と意味不明なことを言って男達は帰ってく。というかこっちが見逃してあげたって感じじゃない?こういう時舞月じゃないとすごい面倒。



陸「修也」


突然後ろから陸の声。



修「…お前、見てたんなら助けろよ」



陸「そいつかばったから面倒なことになんだよ」



修「しかたねぇだろ」



は?何の話?



香「おーい!!」


南「どないしたーん?」


順「バイク屋隣町だったッスー!!」





修「お前らも聞いててくれ。」


戻ってきてそうそう…









修「美月、月龍の姫になれ」








美「はい?」







姫?月龍の?私が?なんで?




香「えぇ?!!」



勝「なんで?!!」



陸「…ッチ。ほっとけよ」





修「うかつだった…。……西欧に美月は俺の女だって思われてる。だから狙われるはずだ」



私が…修也の…?!