香「…着いた」
ここが…一戸建てで白色のきれいな家。
ーガチャー
香「ただいま~」
母「おかえり。あら美月。遅かったわね~」
美「おかぁさん…場所知らなかったんだよ!」
母「そうなの?まぁご飯出来てるから食べなさい。お腹すいてるんでしょ?」
リビングへ行ってみると肉がたくさんあって思わずよだれが垂れそうになった。
美・香「「いただきまーすっ」」
たくさんのものを口に詰め込む。
そういえば、歩いてばっかで2日間なにも食べてなかった。倒れるのも無理ない。
美「ふぅ……。ごちそうさま」
香「姉ちゃん!姉ちゃん!!」
美「なにー」
香「高校ってここから境南に通うの?」
美「んなわけないじゃん!東高だよ」
香「えぇ?!!同じだ!!」
へぇ。香月、東高なんだ…。
境南高校は私の元いた学校。この町からは遠くて電車で2時間はかかる。逆に一番近い東高校へはここから30分でつく。

